愛山渓温泉について

大雪山の原生的な自然に浸り、
源泉掛け流しの湯で癒される

大雪山国立公園の愛別岳や当麻岳への登山口に位置する愛山渓温泉。国道から入る道を進むと、古くから大雪山系をいとしむ登山者や秘湯として親しまれてきました 。

愛山渓温泉は山を歩く人々の拠点であり、自然との共生を目指す「エコロッジ」としての側面も備えています 。
館内の明かりを灯すのは、水資源を利用した自家水力発電 。自然への負荷を抑えつつ、登山者に安らぎを提供しています。

かつて「直井温泉」として発見されてから、変わることのない源泉を、この地でぜひ体感してください 。

愛山渓温泉の施設紹介

本館エコロッジ

大雪山の原生林に囲まれた、落ち着きのある宿泊施設です。
自家水力発電による電力を利用し、環境への負荷を抑えた運営を行っています。地元の食材を活かした御食事が朝晩の2食付きです。

別館ヒュッテ

古くから登山のベースキャンプとして親しまれてきた、山小屋風の宿泊施設です。素泊まり専用の施設で、自分のペースで過ごすことができます。寝具や食材、食器などはご自分でご用意ください。

100%源泉かけ流しの入浴施設

愛山渓温泉は、加水・加温を一切行わない、湧き出たままの純粋な温泉です。
男女それぞれ一つずつのシンプルな浴槽が、登山の疲れを深く癒やします。

泉質ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
(低張性中性高温泉)
特徴鉄分を含む茶褐色に濁る濃厚なお湯が特徴です。
源泉温度は44.2℃で、身体を芯から温めます。
適応症神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え症、きりきず、やけど、動脈硬化など。
禁忌症急性疾患、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、失血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)。

愛山渓温泉の歴史

愛山渓温泉は、明治の末期にこのあたりで熊を追っていた愛別村の直井藤次郎によって発見され、同人の手により大正15年大原始林の木陰にひなびた湯宿が建設され、「直井温泉」と命名。誕生のうぶ声をあげた。

昭和初期、大雪山国立公園指定の気運が高まるとともに当時の北海道議会議長村上元吉が温泉経営に意欲を燃やし、昭和8年これを譲り受け、自家発電施設や規模の拡大を図り、更に昭和11年には自動車道が開通、これを契機に山を愛する人々の宿「愛山渓温泉」と改名し広く世に宣伝されることとなった。

この温泉は国道から19km大雪山の山懐に深く分け入った大原始林の中にあり、古くから大雪山各方面への縦走基地として親しまれており、昭和25年当時の上川村がこの施設を譲り受け、愛山渓クラブを建設して更に一般の利用を促してきましたが、温泉周辺の山岳の四季折々に変化する様は、何度訪れても飽くことがないと激賞されている。

上川町では昭和56年愛山渓青少年の家をこの地に新築して内外に広くこの大自然の紹介を行い、青少年健全育成に努めているところである。

沿革

1909(明治42)年4月愛別村字伊加牛の直井藤次郎ほか2名が熊を追って愛山渓温泉を発見
1919(大正8)年直井氏温泉汲取りの許可を得る
1923(大正12)年直井氏浴場及び建設用地使用願を提出
1926(大正15)年5月鉱泉及び浴場施設が認可され「直井温泉」として開湯する
1932(昭和7)年愛山渓より北鎮岳に至る登山路開かれる
1933(昭和8)年当時道議会議長(後に、衆議院議員)の村上元吉が直井温泉を譲り受ける
1934(昭和9)年大雪山国立公園に指定される
1936(昭和11)年安足間から愛山渓に至る自動車道が完成する
1937(昭和12)年温泉建物を増改築する
1948(昭和23)年旭川林務署により、愛山荘ヒュッテが建設される
1950(昭和25)年村営宿泊所として(旧)「愛山渓クラブ」を発足
1951(昭和26)年、定期バスが運行される
1958(昭和33)年愛山渓クラブヒュッテ及び浴場を増築する
1980(昭和55)年(旧)愛山渓クラブ前に鉄筋コンクリート2階建ての上川町営愛山渓青少年の家を建設する
1981(昭和56)年8月上川町営愛山渓青少年の家オープン
2000(平成12)年上川町から「愛山渓ドライブイン」に運営委託される
2001(平成13)年「愛山渓倶楽部」に名称変更
2017(平成29)年上川町から「株式会社りんゆう観光」に運営委託される
2026(令和8)年上川町から「特定非営利活動法人かむい」に運営委託が開始される